お茶菓子のご注文です
左から切り出しの夕焼け、すはまのどんぐり、練り切りの秋茜です。
切り出しは落雁のことで型にはめず、切り出して使うことからこのような名前がついています。なんとなく夕焼けの空をイメージして作りました。
すはまはきなこと砂糖、水飴で練った豆飴とも呼ばれるお菓子です。ねっとりきなこ味。どんぐり本体は普通きなこで、どんぐりの帽子の部分は、焙煎の薄い大豆粉(州浜粉ともいいます)で作っています。焙煎が濃いきなこを使うほど色が濃くなります。帽子にはけしの実をつけてそれっぽく仕上げました。
練り切りはいつもより一回り小さめ。赤とんぼが飛んでいるさまを表現しました。菓銘の秋茜は秋の季語でもあります。赤とんぼの名前でナツアカネもいます。ナツアカネは夏にも見かけるトンボで、アキアカネは暑い時期は山の涼しいところにいて、秋になって涼しくなると平地に降りてくるそうです。まだ暑いですけどこの前見かけました(笑)
まだ秋というには中途半端な時期ですが色目もすこし薄めにして初秋を感じさせるようにしました。