明日は七夕ですが…
ずっと雨ばっかりですね。明日も…。
七夕にちなんで「天の川」をイメージして、味甚羹製で、中はこしあん。星は羊羹でつぶつぶしてるのはしんびき粉を色付けしたものです。
味甚羹とは…
味甚羹とは、錦玉に「味甚粉」と呼ばれるもち米を蒸して乾燥させ、それを引いて粉にしたものを混ぜて固めたお菓子です。味甚粉は落雁にも使ったりしてます。
錦玉にただ入れただけではだめで、冷ましてから入れるんです。そうすると写真みたいに混ざった感じになるんです。これを熱いまま流すと固まる頃には「錦玉」の層と「味甚粉」の層できれいに分かれてしまうんです。
味甚粉のほうが軽いから錦玉の中で浮いてきてしまうんです。(冷める間に!)
わざと2層になるようにしたりすることもあります。
味甚粉が入っているので、ただの錦玉よりは味わいがあっておいしいです。
中のこしあんが透けるように…
薄く切ってあります。釣り糸のようなもので切りました。
なんとなく「夜空の天の川にきらりと流れ星…」みたいな感じになったかな?と。
ちなみにつぶつぶの「しんびき粉」は、道明寺粉をさらに小さく砕いて炒ったものです。これに色を付けました。金箔でやるとよりきれいな仕上がりになるのですが…金箔めっちゃ高いんで使えないです(笑)