ひちぎりと読みます
練り切り製です。上はピンクと白で金団にしてあります。中はこしあんです。
引千切は下が餅で上が餡で作られるお菓子で、人手が足りない時に手間を惜しんで引きちぎったことからこの名前がついたとか…。
京都の伝統的な雛菓子で、ひな祭りといえばコレみたいなお菓子なんですけど、知らない人からするとなんの形やら?という感じではないでしょうか。
餅のなかに餡を包むというのがまあ普通なんですが、これは昔あまりの忙しさに包んでられるか!!ということで引きちぎって餡もそのまま上にのせてしまえ!ということでこの形なんだそう。昔は機械もなかったし菱餅やらなんやらでひな祭りは忙しいのは想像できますが…。今は整ってますけど当時はもっと崩した形だったのかあ…?と思ったり。
それが形だけ残って今に至るということでしょうか。
ちぎってあるところもあったり、整えてあるところもあったりお店によって違います。下も餅だったりこなしだったり上もあんこそのままだったり金団だったりと色々です。
京都以外でも見かけることがあるので和菓子屋さんをのぞいてみてはいかがでしょうか?ちなみにうちはやってません…。