栗の王様「利平栗」を贅沢に使いました
1日(木)からの期間限定は「和栗豆大福」です。
熊本県産、栗の王様と呼ばれる希少な「利平栗」を使用しています。
利平栗は栗の品種の一つです。よく聞くのは丹波とか銀寄とかでしょうか。こういった和栗と天津甘栗を掛け合わせてできたのが「利平栗」なんです。なので蒸してると天津甘栗の香りがしてきます。お祭り気分。
管理が難しいことから生産されてるところが少なく、希少な種類の栗となっています。
丸みを帯びた形状が特徴で色も濃く毛が生えてます!大粒で甘味が強いのが特徴です。丸い形状ということは、イガの中に1粒しか入ってないことが多いので、他の栗に比べて見た目で判断できたりします。
栗きんとんはこうして作っています
栗を蒸したら1個1個半分に切ってスプーンでくりぬきます。くりぬくのは割と楽しい作業なんですが…。
全部きれいにくりぬいたら今度は「裏ごす」作業に入ります(これがツラいっ(笑)
渋皮はうまみにもなるので入ってても大丈夫なんですが、鬼皮のほうを完全除去するために裏ごし作業をします。結構ちっちゃいのが入っててなかなか減らない栗の山に絶望を感じるほど(笑)
と3分クッキングのように出してみましたが…。ここまで来るのにめっちゃ時間かかってますよ!!
やっと濾せた―と思ったら次は砂糖を加えて炊き上げていきます…。ここを超えたら…ゴールです。
栗きんとんを作っていきます。栗と砂糖で炊いていくのですが、出来るだけ水分を入れないように、でもほどほどに入れないと焦げてしまうので炊きあがるまで気を引き締めて作業します。
水分を入れすぎて炊くと、あんの色が茶色くなってしまうんですね。この蒸したままの色で仕上げたいので、注意して炊いていきます。
色焼けもせずしっかり砂糖もなじんでできました!このまま茶巾しぼりしたら「栗きんとん」ですが、大福にするために少ーしだけ白あんを加えます。餅と一体となって食べられるようにするためです。といってもほぼ栗きんとんなんですけど。
和栗豆大福1日(木)からです!
甘味と香りがとてもいい栗なので、ふわ~っと栗の香りが口に広がる餡になっています。
おもちには丹波種の栗の蜜漬けを食感がわかるようにごろっと入れて、2種類の栗と黒豆の食感が楽しめてなおかつ栗餡の香りと口の中が大忙しの豆大福に仕上げました。秋の味覚をぜひどうぞ。
*こちらの大福だけお値段が変わります