寒さを表現したお菓子でまとめてみました
左から切り出しの冬木立、琥珀糖のゆず、羊羹製の薄氷です。
切り出しは色を全く付けずにそのままで作りました。砂糖、寒梅粉、味甚粉、白あんで固めた落雁です。そこに焼きごてで枯れ木を表現して、銀世界をイメージしました。青を入れるか悩みましたが、青を入れると水のイメージになってしまうかなあと思ったので白一色にしました。
琥珀糖はゆずの絞り汁を入れて香り付けしてあります。見た目も味もゆずにしてみました。琥珀糖は寒天、砂糖、水飴を炊いて固めたもので中はしっとりゼリー外はしゃりっとした食感です。グラニュー糖をまぶしてあります。
羊羹は栗を少し入れてあります。その上に味甚羹を薄く流して氷が張ってるようなイメージで作りました。
味甚羹は寒天と砂糖、水飴で錦玉をつくり、味甚粉と砂糖を混ぜ合わせた中に少しずつ入れて流したものです。熱いまま流すと味甚粉と寒天液が分離するのである程度冷ましてから流します。味甚粉はもち米を加工した米粉の一種です。
だんだんと寒さが本格化してきたので、お菓子も寒そうなイメージで作ってみました。なのでちょっと地味めでさみしい感じになってしまいました。