たくさんの種類を作りました
左から外郎製のゆず、薯蕷金団製風花、練り切り製椿、雪平製寒椿
お干菓子:切り出し製松の雪、琥珀糖製梅、すはま製みかんです。
色をはっきりした感じにしてお正月らしくなるよう華やかにしてみたつもりです。
生菓子
ゆずの中は白あんです。ゆずを入れればよかったかな…いつもより少し濃いめに色付けしました。きもち程度ですけど…
薯蕷金団は山の芋と砂糖を練ったものでこれはすこし白あんも入っています。風花は晴天時に雪が風に舞うようにちらちらとふることで、写真では見えないかもしれませんが雪輪の型でくり抜いた錦玉をのせています。これをのせてきらきらしてる様を表現してみました。
椿はわりと濃い目の赤にしました。パッと目を引くような赤にしたつもりです。氷餅を散らして雪を表しています。茶巾絞りでシンプルにしました。
雪平(せっぺい)は求肥に練り切りとメレンゲを加えて練ったおもちです。求肥よりも口どけのよい感じです。練り切りを入れることで成形しやすくなってます。スジを入れてもはっきり出るので餅系で成形したい場合か、白く仕上げたい場合に使われることが多いです。紅白で椿を作りたかったので雪平にしました。
干菓子
切り出しは濃い目の緑と白の二層で松に雪が積もっているさまを表現しています。
琥珀糖の梅はグラニュー糖をまぶしています。こちらも濃い目にしました。
すはまはきなこ、砂糖、米飴で練った豆飴と呼ばれるお菓子です。米飴はお米から作られたもので茶色の水飴といった感じです。水飴よりも高価ですがこっちのほうが美味いし甘さがやさしいのですはまを作る時はコチラを使用しています。水飴でもできますが、水飴独特の感じが分かるので…。
もうひとつの注文、外郎製です
外郎製で藪柑子(やぶこうじ)です。十両のことで千両や万両なんかにも似ている赤い実がついてるやつです。ぱっと見た感じだと千両だか万両だか十両だか分かりませんが葉っぱの形が違ったりして微妙に違うらしいです。
外郎は緑と少し白をぼかしいれて茶巾絞りしています。羊羹で赤い実を表現しました。ころんとした形で可愛くできたと思ってます!