色合いが青系統になってしまう…今の時期。
左から落雁の青楓、すはまのとうもろこし、羊羹金団の露草です。
落雁の青楓
落雁は砂糖、寒梅粉、味甚粉を水と水飴で作ったしとりと呼ばれる蜜で打ったものです。木型があれば一気に5個とか打てるのですが、これは陶器の型で一個、一個打つしかないやつなんで時間かかります…。ほろっとした食感です。
すはまのとうもろこし
すはまはきなこ、砂糖、水飴を混ぜて作ったもので、別名豆飴ともいいます。きなこ風味のねっとりしたお菓子です。きなこといっても市販で売ってるきなこではなくて、それよりも焙煎が薄い「大豆粉」「州浜粉」と呼ばれるきなこで作っています。とうもろこしに見立ててみました。
羊羹金団の露草
羊羹金団は羊羹で作った金団です。金団といえば、山の芋でやねりきりなんかでもつくることがあります。中はつぶあんでそぼろ状にしたものを植え付けたものを金団と呼んでいます。緑と白の2色で植え付け、練り切りで露草の花を表現、錦玉を散らしてしずくがあるような雰囲気にしています。
露草は野草です。梅雨の時期に咲いているので錦玉でしずくを表しました。
まだ梅雨なんで色合いもそれっぽくなってしまいました…。