秋の七草のひとつ、萩を表現したお菓子です
お茶菓子のご注文で外郎製で「こぼれ萩」です。
和菓子では初秋によく使われる意匠です。萩は秋の七草のひとつで、春の七草は食べるもの、秋は見るものとされています。
「こぼれる」からきている「こぼれ」は散るという意味で使われています。夏に咲いていた萩が初秋に散っていくさまを表現しているんですね。なのでこれが出てくると秋めいてきましたね~ということでしょうか。
萩は夏ごろから咲いていますが、秋のイメージがあります。お菓子に使われるのも秋ですし。咲いている萩よりも散っていく萩の方を愛でていた…ということでしょうか。俳句にもよく使われているようです。
暑くもなく、かといって寒いわけでもない今の時期にぴったりのお菓子ではないでしょうか。