水辺のホタルと水牡丹
生砂糖の水、すはまの蛍、葛饅頭の水牡丹です。
生砂糖、関東のほうでは雲平と呼ばれるもので工芸菓子と呼ばれる細工菓子などの素材に使われたりします。
工芸菓子は食べる用ではなく、観賞用なので作ったら飾っておきます。
今日のは食べる用なので口当たりがよくなるように粉砂糖を使ったりしてみました。
材料は砂糖、寒梅粉、水だけです。練ってのばして切って…という感じです。もっと薄くするとぱりぱりとした感じになりますがすぐ割れてしまいます。
このくらいの厚さがあるとしっとりして口の中でゆっくり溶かしながら食べる感じですね。白と青の2色で水の流れをイメージした形となっております。
緑のはすはまで、焼きごてをして、そこに胡麻を蛍に見立てておしりの部分には黄色い羊羹で光ってるところを表現したのですがですがちょっと写真だとわかりにくいかもしれません。葉っぱに蛍がいるようなイメージです。
葛饅頭で水牡丹。水牡丹は水中花のことで、こういう名前の花があるわけではなく、水の中に入った花を表現しています。水牡丹はだいたい中のあんこをピンクにします。
本葛と砂糖と水だけのシンプルなお菓子。見た目も涼しそうな感じになったかな?